2019アップルWWDC:ハードウェアとシステム発表内容まとめ

一」、Apple TV用OS ーー「tvOS 13」

アプル公式サイト

tvOS 13をプレビューしました。tvOS 13は、家庭にある一番大きなスクリーンで、テレビ番組、映画、音楽、写真、ゲーム、アプリケーションをお楽しみいただけるように、Apple TV 4Kを自分だけの最高のエンターテインメント用デバイスに簡単に変えられるオペレーティングシステムです。

<1> 新ホーム画面を採用

フルスクリーンでビデオプレビューができるApple TV 4K向けに没入型の ホーム画面を採用しました。

<2> マルチユーザーに対応する

<3> PS4やXbox Oneのコントローラーにも対応

Apple Arcade (2019年秋予定)

<4> iPhoneなどの新しいApple TVアプリと連携し、テレビ番組や10万以上のiTunes映画を見つけて再生可能。

<5> 新しいスクリーンセーバー

Appleは、Apple TV 4Kで表示される4K HDRスクリーンセーバーの美しいコレクションを拡大しました。

「二」、iOS 13

<1> パフォーマンスの向上 ーー動作が高速化され

  • Face IDの高速化–30%
  • 最大2倍のアプリ起動速度の改善
  • アプリのダウンロードサイズの最大50%削減
  • アップデートサイズの60%以上削減

<2> ダークモードの実装

iOS 13ダークモード対応

<3 > 写真とカメラの高度な機能

iOS13 写真とカメラの高度な機能
  • 照明効果が調節可能に、照明の当たり方や強さを変えることで、雰囲気の変換
  • 彩度や輝度、シャープネスなど、サードパーティのカメラアプリでできていた色調補正
  • 撮影した動画の回転

<4>音量コントロール表示が控え目に変更

音量ボタンを押すと、音量ボタンが位置する画面の左側に音量コントロールが表示され、操作を続けると、すぐに音量コントロールの幅が狭くなりました

<5> Map -ストリートビューのような機能を追加

2019年末までに米国全体で、2020年にはほかの国でも利用できるようになります。

<6> 新しいサインイン方法 ーーソーシャルログインの「Sign in with Apple」登場

Face IDログインのため、不要なユーザーデータを相手に送信する必要がありません。 Appleがそのメアドをランダムなメアドに書き換えてくれるサービス付き。

<7>HomeKitのセキュリティカメラがさらにセキュアに

<8>メッセージにアバターを設定

メッセージの差出人にアバターや画像を設定できる。さらにAnimojiもアバターにすることができる。

<9>「Quick Path」なる新しい片手でのQWERTYキーボード入力方式の追加

Quick Pathは現時点で英語、中国語簡体字、スペイン語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、ポルトガル語への対応が発表されていました。

<10>他の機能

  • Siriの声がより自然になり、種類も増えます
  • CarPlayは、これまでで最大のアップデートが行われます
  • HomePodは家族の声を聞き分けることができます
  • Memoji – カスタマイズのオプションを大幅に追加
  • AirPods – Share Audio
  • 「リマインダー」アプリは、クイックツールバーから日時や場所、フラグ、写真などを加えられるようになりました。
  • 新しいメッセージを受信したら、Siriがその内容を読み上げてくれました

iOS13対応機種:iPhone 6s以降から

「三」iPad専用の「iPadOS」

iPad用に専用のOS「iPadOS」が登場しました 。 大きなディスプレイ向けの機能を備えたOSで、2019秋リリース予定。

<1>新しいホーム画面

iPadOS ホーム画面

<2>Split ViewとSlide Overの機能強化

  • 同一アプリを並べて使用できるようになりました。
  • メモアプリを2画面表示にしたり、PagesやWordだって2画面表示可能。
  • Slide Overの画面を下からスワイプアップすると、iOSのマルチタスクのように、アプリの切り替えができるようになりました。

<3> Safariはデスクトップバージョンを表示するように変更

<4> テキスト編集機能の強化

スワイプによるテキストのカット/コピー/貼り付け/アンドゥに対応できます。

<5> USBメモリ/ SDカード /SMBのサポート

<6>Apple Pencilがさらに幅広く使いこなせるように

レイテンシーが20msから9msとなり、さらに紙と鉛筆に近い書き心地に。

Apple Pencilでドキュメントやメール、Webページに書き込んで、すぐに送信可能 になります

<7> カラムビューファイルのプレビューに対応

<8> フォルダ共有が行なえます

<9> 操作性向上も行われています

画面横辺をなぞると高速スクロールになったり、3本指スワイプでUndo、3本指ピンチでコピペなど

「四」 watchOS 6

Apple Watch向けの新OS「watchOS 6」を2019 年秋にリリースすることを発表した 。watchOS 6により、Apple Watch ユーザーは健康とフィットネスをさらに快適に管理できるようになります。

<1> watchOS 6では新たに5種類の文字盤が追加されました ( モダンな数字のデジタル時計や、ローマ数字をあしらったアナログ時計など )

<2> Apple Booksで購入したオーディオブックをAudiobooksアプリで直接聴くこともできました

<3> 卓アプリも新しくなり、チップ計算などが行なえるようになりました。

<4> 、 新しい開発者ツールとして、 音楽やラジオ、PodcastをストリーミングするためのオーディオAPIなどが提供されました

「五」Mac Pro

「Mac Pro」と、Retina 6Kディスプレー「Apple Pro Display XDR」をWWDCで発表しました。 Mac Pro 販売価格は5999米ドルを予定し 、2019年秋から受注開始。

<1>最大 Display XDR 、メモリは1.5TBまで拡張可可能

<2> PCI Express復活

<3> ラボはRadeon pro 580xからスタートし、Pro Vega IIも搭載

<4> グラボは2つを連結可能で、それをさらに2つ(合計4枚)搭載

<5> 8K動画なら同時に3本4Kなら12本同時再生可

<6> 1,400W 電源

<7> 別名「おろし金」とも言われるます

<8> GPUを換装可能

<9> 外観は、下部に車輪がついて移動できます

<10> ディスプレイ

  • 32インチ、Retina 6K
  • 6K(6016×3384ピクセル)
  • 1600ニトの圧倒的明るさ
  • 100万:1コントラスト
  • P3色域の10ビットカラー

「六」 Display XDR

Pro Display XDは2019秋より受注開始で、販売価格は米国で4,999ドルから

<1>Retina 6K(6,016×3,384ピクセル)

<2> HDR、P3、10bitカラーに対応

<3> 1,000,000:1のコントラスト比

<4> 画面を回転させてのポートレートモード(縦位置表示)も可能

<5> 新しいMac Proとは Thunderbolt 3ケーブルで接続 、 最大4台でのディスプレイをつなげる。

<6> フルスクリーン輝度で1000ニト、ピーク輝度で1600ニトを 実現しました

<7> 反射光を抑えました

「七」 MacOS15ーー Catalina

MacOS最新システムーーCatalinaが発表されました。

<1> iTunesを「Music」「Podcast」「TV」の3つに分割されました。

<2> 「Sidecar」機能 を追加して、 iPadをサブディスプレイ化できるました

iPadとApple Pencil を使ってMacアプリケーションを操作できました。

<3> 「Project Catalyst」 ーー iPadアプリのソースコードからmacOSアプリをビルドできした

<4> 「メッセージ」アプリに新たなエフェクトとステッカーの追加

<5> 「ブック」アプリのアップグレード

<6> ユーザーがiOSで独自のSiriコマンドを作れる「Siriショートカット」をmacOSにも統合しました。

<7>Macユーザーにとって朗報なのが、デバイスがスリープ中でも場所を特定可能な「Find My」機能を追加しました

<8> 音声コントロールではMacの操作を音声だけで実行できる ようになりました

<9> MacOS15ーー Catalina 対応機種

  • MacBook(2015年以後に発売された製品)
  • MacBook Air、MacBook Pro、Mac mini 和 iMac (2012年以後に発売された製品)
  • iMac Pro( 2017年以後に発売された製品)
  • Mac Pro ( 2013年以後に発売された製品)