Blu-rayの規格
規格 | ファイル | アプリケーション | 保護技術 | 概要 |
BD-R | UDF | BDAV | ライトワンス(1回のみ書き込む可能)ディスク。BD-Rでは記録層に無機系記録材料または有機系記録材料を使っています。無機系は経年劣化には強いですが、高価であります。一方、有機系は従来のDVD-Rなどと同じものであり、コストが安いのですが経年劣化しやすいです。 | |
BD-R Ver.1.1 | UDF 2.6 | BDAV | AACS | 物理規格はハードコート技術を前提とした表面の強度の規定が追加されたため、ベアディスクが基本となります。記録速度は1 - 2倍速に対応しています。 |
BD-R Ver.1.2 | UDF 2.6 | BDAV | AACS | 無機系記録材料の場合は4倍速記録対応になり、有機(色素)系記録材料のディスクの規定(1 - 2倍速)が追加されました。IFA2007においてBD-R 、LTHの試作品が展示されました。Ver.1.2未対応の機器との互換性はありませんが、アップデートによって、読み取り/再生出来る場合もあります。 |
BD-R Ver.1.3 | UDF 2.6 | BDAV | AACS | 無機系記録材料の場合は6倍速記録に対応しています。 |
BD-R Ver.2.0 | UDF 2.6 | BDAV | AACS | PCで編集したコンテンツやカムコーダで録画したコンテンツを格納することが可能です。 |
BD-R LTH | UDF 2.6 | BDAV | AACS | 有機色素タイプと呼ばれるもので、従来の無機素材タイプとは異なり記録面に有機色素を用いており、化学変化により反射率を低から高にするという記録方式を用いています。メリットとして、従来のDVD-Rディスクの製造法ととても近いので、低価格化が期待出来ます。逆にデメリットとして、書き込み速度の低下や保存性能の低下が考えられます。BD機器はLTH対応の製品が必要です。 |
BD-RE | BDFS | BDAV | 書換え型ディスク。相変化記録技術方式を採用し、上書き可能回数は1000回以上とされています。*(DVD-RAMは10万回、光磁気ディスク方式は100万回以上) | |
BD-RE Ver.1.0 | BDFS | BDAV | BD-CPS | メディアはカートリッジ付きのみ。記録速度は1倍速のみ、メディアの記憶容量は、23.3GBまたは25GB (Single Layer) / 50GB (Dual Layer)。 |
BD-RE Ver.2.0 | UDF 2.5 | BDAV | AACS | ハードコート技術を前提とした表面の強度の規定が追加されたため、ベアディスクが基本となります。記録速度は1 - 2倍速に対応。 |
BD-RE Ver.2.1 | UDF 2.5 | BDAV | AACS | 録画時間を延長するためMPEG-4 AVC High Profileのビデオ圧縮技術が追加されたものです。 |
BD-RE Ver.3.0 | UDF 2.5 | BDMV | AACS | PCで編集したコンテンツやカムコーダで録画したコンテンツを格納することが可能です。BD-RE Ver3.0対応のBlu-ray DiscプレーヤではBlu-rayカムコーダで録画したBlu-ray Discの再生が可能。 |
BD-ROM | UDF | BDMV | AACS | 読み出し専用。製造過程でデータが書き込まれ、追記や書き換えが出来ません。主に市販されるゲームソフトや映像タイトルの記録メディアとして利用されています。 |
BD-ROM Ver.1.0 | UDF 2.5 | BDMV | AACS | 物理規格はベアディスクが基本。再生速度は1.5倍速。 |
BD-ROM Ver.2.0 | UDF 2.5 | BDMV、BD-J | AACS | RPC (Region Playback Control) |
Blu-ray 3D | 3D映像をBDに収録するためのハードウェアとソフトウェアの双方の規格です。 |